こんにちは!リウマチ完治へGOのひさのです。
今日はカウンセリングに来る方からの質問にも多い「リウマチ薬との付き合い方」について僕なりの考えを書いてみたいと思います。
リウマチ薬の断薬を続ける?やめる?
療養中にいろいろリウマチに関する本や情報を読むうちに「リウマチ薬は飲まない方がいい」という結論に至って、断薬するといった方は少なくありません。
実際、僕もそうでした^^;
ただ、段階を踏まずに断薬をするとやはり痛みが出てきますし、ヘタをすると骨が変形してきたりします。
その時に「やっぱり薬を飲んだ方がいいのかな?」と悩むんですよね。
そこで「どうしたらいいのか?」といった相談を受けることがあります。
最初に結論から言うと、それは個人個人の状態によって違うということです。
以下、経験から僕の個人的な考えを書いてみたいと思います。
(断薬や薬の副作用については以前にも何回かブログに書いたので、そちらを見てくださいね)
リウマチ薬に対する認識を再考する
まず、最初にこの手のことに悩む人のパターンとして「薬=悪」という大前提を持っているといったことがあると思います。
確かに抗リウマチ薬といわれるメトトレキサートやステロイドといった薬は効力が強いです。
だから、副作用を伴う可能性が低いとも言えないし、その分体に負担もかかりやすくなります。
ただ、薬は痛みを軽減してくれることも確かです。
「草冠に楽」といった文字からもわかる通り、元々薬とは「草を煎じて飲めば楽になる」といった類のものなんですね。
「治るもの」でなく、「痛みが和らいで楽になる」もの。
治すのは人間が持っている「自然治癒力」。
それを補助するのが薬って感じでしょうか。
もちろん薬だけで治る病気もあるのでしょうが、リウマチの場合も薬はどちらかというと痛みを和らげたり、病状の進行を抑制するためのものだと思うんです。
リウマチ薬に対する感情をフラットにする
でも、その効能のおかげで現在多くの人は痛みから解放されて、少々のことがあっても、日常生活を元気に過ごすことができるといった恩恵を受けているわけです。
その結果、精神的・肉体的、また物質的にも助かっていること、得ていることは決して少なくはありません。
そんなに役に立ってくれている薬を頭ごなしに「悪」と考えて、敵対するスタンスを取ることはちょっともったいないなと思うんです。
断薬を続けるべきか、薬を服用すべきかは、まずこの薬に対する感情をフラットにしないと偏見や理想が邪魔して正しい判断ができなくなってしまうような気がします。
まあ偉そうなことを言っていますが、これは実際僕がそうだったからなんですね^^;
リウマチ本の著者に直接言われた衝撃の言葉
僕の場合、中村司先生や渡邊千春さんの本を読んだ時に「完治を目指すなら断薬が必要」といったようなことが書かれていたのを見て、「僕も薬をやめないと!」と思ったのが始まりでした。
以降、「薬を飲むのは良くない」「薬を飲んでいると治癒を遅らせる」といった観念ができてしまい、痛くなっても薬を飲まずに我慢したりしていました。
その結果、断薬中に何度か手指関節の変形の兆候が出たりもしたのですが、幸い良い腕を持つ医師がいる鍼灸院に通っていたため、そこで治してもらえたので大事には至りませんでしたが・・・。
ただ、その度に鍼灸院の院長から「ひさのさん、無理せずに薬飲んだ方がいいですよ。僕がいくら悪化しないように治療しても野放しだと段々打つ手がなくなってきますからね。仕事にも差し支えますし。薬を飲みながらでも何人もリウマチ治してきていますから」と言われていたんですね。
そこで、ようやく「どうしようか? やっぱり薬を飲むべきか?」と考え直しだしたんです。
そして、極め付けはその数ヶ月後に本の著者でもある中村司先生のカウンセリングを受けた時。
本を書いた本人から直接「痛みがあるようなら、ひさのさんの場合は薬を飲んだ方がいいですね」と目の前で言われたんです。
最初は本当に「えっ?」と思いましたよ。
何言ってんの?って。
あんたの本に書いてあったから今まで痛くても我慢してやめてるんだよと(苦笑)
「だったら、この1年半の苦しみは一体何だったんだ?」、正直「俺の苦労した時間を返してくれ!」って思いましたよ(笑)
でも、人間って面白いもので(?)ここまで言われても、「せっかく、ここまで頑張ったんだから今さら薬を飲むなんてもったいない」とまだ思ったりするんですね。
観念ってホント恐ろしいです;
リウマチ患者にありがちな性格が生む弊害
実は、こういう思考って「リウマチ患者特有のもの」だったりするんですよね。
以前、このブログにも書きましたが、リウマチになりやすい人の傾向として、「完璧主義」「生真面目」といったものがあります。
そう言った性格が、本やネットから気になる情報を得ると少しでも早く治りたい気持ちが強いため、文章の奥にある意味や語尾をすっ飛ばして「こうでなきゃいけない!」という徹底思考に走らせます。
そして、それが少しのズレも許さない「完璧にこうできなきゃダメ」といった「強迫観念」を生み出すんです。
そうなると、冷静に正しい判断ができなくなってしまうんですね。
(まあ、断薬に関する情報はインパクトが大きいですからね。しょうがないかもしれません。)
これが今回のテーマの根幹にあるんです。
だから、まずは薬に対する偏見をなくすことが大事。
その上で自分の経過、状態がどうなのか?
それがリバウンドによる自然なものでそのまま断薬していても大丈夫なものなのか?
続けると危険な状態に向かっているのか?
といったことを判断しなければいけません。
(先日、渡邊千春さんと運営しているオンラインサロンの対談動画でも語られていましたが、リバウンドも服用している薬によって全然違うんですね。だから、全く知識がないまま強引な断薬は危険ですよ)
確かに薬に依存しすぎるとリウマチを綺麗にクリアするのは難しいでしょう。
でも、だからと言って早計な判断で断薬して病状を悪化させたり、骨を変形させていてはもったいない。
薬には薬特有の役割があるので、体調を見ながらそれを上手に使うという考え方もリウマチを改善させていくには必要なことだと思います。
僕の場合は薬の飲用を再開する前に改善できたので、結果オーライでしたが、あのままの状態だったら絶対再度飲むことを選んで気分新たにスタートを切ったと思います。
今だからわかるのですが、まだまだ痛みがあるというのは精神面や食事による体質改善が進んでいない証拠ですからね。
弾薬を急ぐよりも、まずはそちらを重点的に取り組んだ方がいいと思います。(特に考え方、精神面の改善は重要です!)
それらができてくると自然に弾薬もできて、楽に卒業できますからね。
くれぐれも偏見をもったままでの無茶な弾薬には気をつけてくださいね。
では、あなたの病が1日でも早く治ることを心より祈っています。
一緒に頑張りましょう!
https://hisanokazuto.com/rheumachi-big-present
リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。
詳細なご説明をありがとうございます。
ご指摘のとおり、薬剤の利用については表現上の難しい部分を含んでいると思います。
飲まなくて済むならベストですが、痛みが強いことでストレス管理に困難をきたして病状の悪化につながりかねないことがあります。
多少飲んでいても適切な治療者ならカバーできる部分もあります。
本来は、患者さんご本人の体調・取り組み度合い、ケア環境により適切に判断されるのがベストなのではないでしょうか。
ありがとうございます。
ですね。僕もそう思います^^
初めまして。ブログいつも読ませてもらっています。
私は1月にリウマチと診断され、メトトレキサートを飲む前にその副作用の怖さを知ってしまい、飲むことを拒否し、
最低限のステロイドと痛み止め、そして食事療法などを4月まで頑張っていました。
ですが、生活が非常に苦しく、痛みで思うように眠れず、
日々ストレスが溜まっていき、一時的に消炎する為に必要だと
自分に言い聞かせて今月から飲むことを決めました。
今回のブログに書かれている内容は
自分のことを書かれているのではないかと思うほどに
すごく共感できて、
飲むことを決めたものの本当にいいんだろうかと悩み
自分を追い詰めて過呼吸気味になっていた私にとって
とても救われる内容で思わずコメントを書かせてもらいました。
いつも優しく、わかりやすいブログをありがとうございます。
感謝しています。
コメント、ありがとうございます^^
依存しすぎなければ、全然大丈夫ですよ。あまり自分を追い込まずにゆっくり気楽にいきましょう。
tenchanさんもこれまでめちゃくちゃ頑張ってきてるんだから、そういった自分を褒めてあげてくださいね。
ストレスを減らして快適な生活が送れることが大事ですからね。お薬にも感謝してやってくださいね。
温かいお返事ありがとうございます。
他人から見るとくそ真面目で頑張りすぎる私は頑張らない方法がわからなくて、
ストレスの限界が来ているんだと思います。
ひさのさんのお返事がうれしくて涙が出ました。
本当にありがとうございました。
これからもブログ楽しみにしています。
あ、更新に対するプレッシャーではありませんので。汗