こんにちは!リウマチ完治へGOのひさのです。
今日はリウマチの朝の辛さを軽減する方法について、僕の体験から色々書いてみたいと思います。
リウマチ患者にとって辛い朝の状態
リウマチの人にとって朝は本当に辛いものです。
下図でもわかる通り、アメリカリウマチ学会が示す分類基準でも、関節リウマチとは「朝のこわばりが少なくとも1時間以上持続する状態」と定義されていますが、この時間のこわばりはリウマチ患者に想像以上の苦痛を与えます。
まず、寝床からの起き上がりに苦労し、激痛を堪えてトイレまで歩く。要を足した後も便座からの立ち上がるのが困難な時もあります。
また、肩や肘の関節の可動域が狭いのでシャツを着替えるのもかなりの苦痛を生じますし、ボタンやファスナーなどの細かい作業は指が痛くてなかなかうまく着けられません。
朝食時も指が痛くて水道の栓がひねれない、パンの袋が破けない、ペットボトルの蓋が開けられない、洗顔時も歯磨き粉を捻り出せない、歯ブラシがうまく握れないといった状況に直面します。
おまけに、慢性的な鈍痛もあるためやる気も削がれてしまいます。
だから、朝早く外出しなければいけない時などは、もう気が気ではありません。
そして、そんな状態にある自分を情けなく思い、挙げ句の果てには責めてしまったりしがちなんですね。
さすがに、これを毎日繰り返しているとどんなに強靭な人でもメンタルがやられてきます;
だから、リウマチ患者にとって「朝をどうクリアするか」はまさに死活問題。 日常を快適にするために、すごく重要になってくるんですね。
リウマチの辛い朝を回避する生活習慣の見直し
毎朝を少しでも快適にするには、やはりまずは生活習慣を変えることが大事になってきます。
・リウマチが悪化する要素がある食べ物はできるだけ避けること
・暴飲暴食はしない(腹八分目)
・良質で十分な睡眠を取る
・規則正しい生活をする
・ストレスになる状況や環境を回避する など
まずは、こういったことをできるだけ徹底した方がいいでしょう。
僕は、食事の見直しと睡眠時間の確保をするだけで、結構朝の辛さを軽減することができました。
食事改善を1年間続けると体重が減ったり、途中で大量の宿便が出たりしましたが、そのおかげか体調も良くなり、自然に減薬することもできるようになりました。
また、睡眠も質の良いものにするために、寝る前に瞑想をしたり、快眠CDをかけながら寝たり、寝る2時間前にはお風呂に入るようにしたり、遅くても0時には消灯するようにしていましたね。
月並みですが、とにかく不健康なことはしない・・・これを徹底していました。
欲望に流されたり、ダラダラした生活をやめる。
これをするだけでも、朝の力の入り具合や活力に少し変化を感じれるのではないかと思います。
僕もそれまでは生活リズムもバラバラで、結構ずさんな日々を送っていましたからねえ。
切り替えるときは「よ〜し、今日から寺に籠るぞ!」って感じで、気負いすぎずに遊び心を持って取り組んでいました^^
注意するのは、『長く寝ることに罪悪感をもたないこと』と『完璧を求めすぎないこと。』
朝起きて調子が悪い時は、許せる範囲ならもう少し寝ましょう。
なかなか眠れなくても構いません。横になっているだけでもいい。
そうすると調子はかなり違ってきたりします。
その時に「いつまでも寝てしまっている」「一日を無駄にした」「もっと〇〇ができたのに」と罪悪感をもたないことです。
もっと寝たいという時は体が眠りを求めています。
睡眠が体の改善に必要な証拠です。
この場合、睡眠は治療を受けるのと同じです。
だから、罪悪感など持たずにじっくり睡眠を取るようにしましょう。
じっくり寝た後は調子がいいので、その分の挽回はいくらでもできますからね。
あと、食事や睡眠の内容に関して、神経質になりすぎないことも大事。
それによって、ストレスが増えるなら全て意味をなくしてしまいますからね。
総合的に7〜8割できていればOKという判断で、遊び心を持ってチャレンジするようにするといいと思います。
食事で避けるべきものや睡眠時間については、こちらに詳しく書いているので読んでみてくださいね。
リウマチの辛い朝を軽減する様々な取り組み
生活習慣を変えた上で、細やかな工夫を凝らすと朝の苦痛もかなり軽減することができます。
・室内温度の一定化
・天国言葉を活用する
・伸縮性の高い服
・朝の入浴
・行動範囲の改善
・事前に準備する など
例えば、部屋の温度を一定に保つことも朝の痛みの軽減につながります。
冬場は特にそうですが、寝る時と起きた時では室内温度が大きく違っていたりします。
そのため、朝起きると痛みが増していたりするんですね。
ご存知の通り「冷え」はリウマチにとって大敵です。
だから、冬場はエアコンなどで睡眠時の温度も調節するようにすることをオススメします。
また、朝起きた時に手が強張って握れなかったり、起き上がれなかったりする時は、「天国言葉」を唱えてみてください。
天国言葉とは、ビジネス界で大成功されている斉藤一人さんの教えで「ついてる、嬉しい、楽しい、感謝しています、しあわせ、ありがとう、ゆるします、愛しています」といった言葉のことです。
これ、バカバカしいと思わないで、是非一度試してみてください。
朝起きて指が握れない時やなかなか起き上がれない時に、心の中で「ついてる、ついてる」と何回も唱えるんです。
すると、不思議なことに唱え続けていると自然に指が曲がります(笑)
実は、言葉の力は僕たちが考えている以上にすごいもので、天国言葉を唱えると負の要素が抜けて体が緩んでいくんですね。
「ありがとう」を100万回唱えて、ガンが治った人もいるくらいですから、馬鹿にできないですよ。(本にもなってます)
ポイントは、現実はついてなくてもいいってところ。
実際についてなくても、思っていなくても、言うだけ、唱えるだけでOKなので是非試してみてくださいね。
次に、伸縮性の高いシャツ(服)を揃えると肩や肘に負担が掛からないので、かなり着替えが楽になります。
みんな経験していると思いますが、伸縮性の低いシャツは脱着時にかなり痛い目に合います。
これは被るものでも羽織るものでも変わりません。
羽織るタイプは手が痛い時はボタンをつけるのにかなり手間取るので、ベストは被るタイプで伸縮性の高いシャツじゃないかと思います。
僕も療養時は、その手のシャツにはめっちゃ助けられましたよ。
ひとまわりサイズの大きいものを購入するという手もありますが、長く着れることや見た目のことを考えると伸縮性の良いものがオススメですね。
あと、朝に入浴して体を温めるというのも痛みを軽減します。
ただ、その際気をつけるのは、お風呂から出た後に急激に体を冷やすと痛みが振り返すということです。
そういった点を考えると、冷めやすいシャワーより湯船につかった方がいいのではないかと思います。
入浴はリウマチには効果的で、日中でも調子が悪い時は入るとずいぶん楽になりますよ。
それ以外では、行動範囲を改善したり、前日のうちに事前の準備をしておくことも心身の負担減に役立ちます。
「段差があって踏み込むのに勇気がいる」、「一人でいる時に玄関まで行くのが大変」そういったことを普段から感じているならば、どんどん改善していきましょう。
いきなりリフォームまではしないまでも、段差が激しいところは何か体の支えになる台を置くとか、移動するのに手すりがわりになるものを用意するといったことをするだけでも、体が楽になり、不安もなくなります。
また、「毎朝水道栓を開けるのが大変」「ペットボトルの蓋が開けられない」といった問題があるなら、前の晩にお茶タッパーなどに入れて保管しておくなど事前の対策を打っておくことをオススメします。
こうしておくと朝からメゲずに済むのでメンタル的にもいいと思いますよ。
総体的に痛みを取る方法なこちらをみて見てくださいね。(必見ですよ〜)
ということで、今日はリウマチの朝の辛さを軽減する方法について書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
一日のスタートである朝をいかに快適に過ごすかは、心身の健康においてすごく大事なことです。
それもちょっとした工夫や努力で変わるので、「これは良さそうだな」と思うものがあったら、是非取り入れてみてくださいね。(他にもこういうのがいいですよ〜というのがあったら、下のコメント欄にでも書いてくださいね。みんなで共有しましょう!)
では、あなたの病が一日でも早く良くなりますことを心より祈っています。
一緒に頑張りましょう!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。