リウマチに役立つ食の知識

リウマチ食事療法|糖質に関する問題点と減らすことの有益性について

 

こんにちは。リウマチ完治へGOのひさのです。

さて、前回食事療法を考える上で大事な三大原則について書きましたが、今回はその1つである「糖質に関する問題点と減らすことの有益性」について書いてみたいと思います。

リウマチ食事療法|食習慣における三大原則
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リウマチ食事療法で糖質を減らしたほうがいい理由

リウマチ食事療法|糖質を減らしたほうがいい理由

 

誰でも何となく糖質は減らした方がいいというのは知っていると思います。

 

ただ、僕たちの体のエネルギー源となっているのは、糖質、脂質、タンパク質の3つなんですね。

いくら野菜や果物からビタミンやミネラルを摂取しても、それらはエネルギー源にはなりません。それらはエネルギーをつくる手助けをするだけです。

 

実は、体がエネルギーとして使う優先順位は糖質、脂質、タンパク質の順。

この中でタンパク質は筋肉をつくる働きをしているため、実質活動のためのエネルギー源となっているのは糖質と脂質の2つです。

 

では、なぜ糖質を減らしたほうがいいのかということなんですが・・・

 

それは以下の通りです。

①内臓機能や脳の働きが安定しなくなるため、パフォーマンスが低下する

②あらゆる病気の原因となる「慢性炎症」を引き起こしたり、細胞や関節に「コゲ(糖化)」をつくる

③肥満、メタボリックシンドロームの原因となる

 

まず、糖質は体内に入ると分解されて「グルコース(ブドウ糖)」という物質になり、体内の細胞に届けられます。

そして、細胞はこのグルコースという物質を使ってエネルギーを作り出します。

 

また、グルコースを全身の細胞に取り込むのが、すい臓から分泌される「インスリン」です。

糖質を摂ると、血液中ではグルコースを細胞内に取り込ませるためにインスリンが働いて、インスリン濃度は急上昇します。

これが血糖値が上がっている状態なんですね。

 

ただ、インスリンの濃度は糖が入ると一気に急上昇するんですが、グルコースを細胞内へ運搬し終わると一気に急降下してしまいます。

実はこの時、血糖値も同時に急降下し、血液中のグルコースが不足した状態になるんです。

そのためエネルギーの源であるグルコースが不足するので、脳の働きが悪くなり、眠気を生じます。

 

つまり糖質はエネルギー化しても一時的で消耗が早いということです。

 

「食後に眠くなる」「仕事がはかどらない」といったパフォーマンスの低下は、こういうことが原因だったわけですね。

 

さらに、インスリンの急速な上下動で血糖値が下がることにより「糖質が欲しい」といった激しい飢餓感に襲われます。

ですから、甘いものが食べると、さらに甘いものが食べたくなったり、食欲をコントロールできなくなりがちで、麻薬のようにやめられなくなってしまうというわけで、ドカ食いなどもこれが原因なんですね。

 

リウマチの関節痛にも影響するコゲ(糖化)

リウマチ食事療法|糖質制限のわけ

 

また、糖質は体内で炎症を引き起こしたり、「コゲ(糖化)」を細胞内や関節につくります。

 

「コゲ」というのは「AGE(終末糖化産物)」と呼ばれ、活性酸素より体の老化を加速させ、体内に起きる様々な問題の原因となります。

 

健康な細胞の細胞膜は弾力性に富んでいて、酸素や栄養素をスムーズに細胞内に取り込み、老廃物や毒素を排出していくので、細胞はどんどん元気な状態になっていきます。

一方、炎症を起こした不健康な細胞の細胞膜には柔軟性がなく、鉄板のように硬くなってしまいます。こういった状態になると、酸素や栄養素をスムーズに取り込むことができません。

これが「コゲ(糖化)」ができている状態です。

 

これも糖質を過剰摂取することで起こるものです。

今日では、こういった症状に陥っている人が多くいて、その結果体内細胞の働きを低下させ、弱体化させてしまっています。

 

糖質の過剰摂取はさまざまな病気の原因となる

リウマチ食事療法における糖質制限

 

さらに、糖質を過剰摂取している人はあらゆる病気の原因となる「慢性炎症」を引き起こします。

体内における炎症は、がんや心臓病、うつ病、アルツハイマー病、脳梗塞などの要因になり、発生する可能性のある病気のリストには枚挙がないと言われています。

 

実際、僕はリウマチになる前に脳梗塞も心筋梗塞も患っていますが、当時は糖質過多だったんですね。 だから、すごく納得がいきます^^;

 

また他にも、糖質過多になると「レプチン抵抗性」という問題が生じます。

レプチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種で脳の摂食中枢に作用して食欲をコントロールする役割があるのですが、糖質を過剰摂取するとそのレプチンが働かなくなり、食欲がコントロールできなくなる結果、肥満になってしまうんですね。

 

さらに、白砂糖などは交感神経を刺激し、自律神経の調和を乱します。

 

白砂糖はほぼ化学合成品なので、食べると体は(不自然な)異物が入ってきたと判断し、交感神経側の免疫反応を活性化させ、異物をやっつけようとして自分の細胞にダメージを与えてしまうんですね。

 

リウマチの原因って交感神経が過剰に優位になった結果、自分の細胞を攻撃してしまうことにあるんですが、白砂糖ってまさにこの自分の細胞への攻撃を活発にするという恐ろしいことを体内でやってくれたりするわけです。

白砂糖は「リウマチのエサ」と言っても過言ではないと渡邊千春さんの「リウマチ感謝!カウンセリング編」でも書かれているほどです。

 

ホント、糖質ひとつとってもこれだけ問題点があるんですね。

 

リウマチ食事療法|避けるべき精製糖質とは?

リウマチ食事療法で避けるべき糖質

では、リウマチ食事療法で避けるべき糖質をいかに挙げてみます。

 

【避けるべき砂糖と穀物】

・白砂糖

・黒砂糖

・異性化糖(果糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖)

・コーンシロップ

・精製されたシロップ

・白米

・白パン

・小麦粉

・精白小麦を用いた麺類(パスタなど麺類全般)

 

う〜ん、美味しそうなものばかりですね^^;

僕は療養当時はこれを知って「これを抑えるのか〜」とショックでした。

 

この中でも、特に精製された砂糖(上から5項目)は肥満の原因になる他、心臓病、糖尿病、認知症などの慢性的な症状の原因の一つとされています。

 

ちなみに、白米に関しては、当時僕は玄米や十八穀米などを食べていました。

砂糖の代わりは、てん菜糖やきび糖を使っていましたね。

 

ただ、何が何でも完璧に全てを排除するといった感じではなかったです。

現在の日本の食品事情を考えたら、完璧に避けようとしても無理ですからね。

 

どうしても必要な仕事や友人との会食以外は外食も無くしましたが、それでも総合的にみて80点くらいを目指す感じでした^^

まあ、それまで散々糖質を食べてたので、それでも効果を感じることができましたよ。(麺類も甘いものも、白米も大好きでしたから^^;)

 

ただ、食事療法を実施する時の注意点として、完璧を求めすぎないことも大事だと思います。

これ、ハマりすぎると逆効果になっちゃったりしますからね。

継続させることや(精神的にストレスを抱えすぎず)気持ちよく過ごすことも大事ですから、その辺りも念頭において取り組んでみてくださいね。

 

ということで、今日は避けるべき糖質について書いてみました。

いかがでしたでしょうか?

 

甘い物好きな人にとってはちょっとキツイかもしれませんが、何事も慣れ。

痛みを抑制するためにも、試しにやってみることをお勧めします。

 

いざ実践する時は楽しみながら続けられるように、カレンダーにチェックして、継続できている自分を「よし、よし」と褒めてあげるのもいいと思いますよ^^

何事も楽しめれば継続できますからね。

 

では、あなたの病が1日でも早くよくなることを心より祈っています。

一緒に頑張りましょう!

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