こんにちは!リウマチ完治へGOのひさのです。
今回はリウマチの検査方法について、ちょっと書いてみたいと思います。
関節リウマチの主な検査方法について

さて検査方法ですが、主に以下の3つになると思います。
・血液検査
・尿検査
・X線検査(MRI、CT)
僕が最初に総合病院でリウマチと診断された時も、この3つの検査を行いました。
それ以降の通院時は、血液検査と患部の確認と問診が基本。
血液検査以外はその時の状態に応じて、たまに検査するという感じでした。
他もいろいろ調べてみましたが、西洋医学の病院では、おそらくどこも検査の種類は変わらないように思います。
関節リウマチの検査と注目する測定項目

次にそれぞれの検査で、どういったことを調べるのか簡単に書いてみました。
1.血液検査
①血沈・・・リウマチの炎症の度合いを確認
②CRP・・・①同様、リウマチによる関節炎の程度を表す値
③抗CCP抗体・・・リウマチかどうかの初期診断の参考とされる
④リウマトイド因子・・・③同様、リウマチかどうかの判断材料
⑤マトリックスメタロプロテアーゼ3 ( MMP-3 )・・・リウマチ診断の補助や投与した治療薬の効果を調べる
2.尿検査
薬の副作用や合併症のチェックをする検査
3.X線検査
骨が虫食いのように欠けたり、関節のすき間が狭くなって骨同士がくっつく状態などから、リウマチの進行度を診るための検査
シンプルにまとめると、ざっとこんな感じですね。
関節リウマチの検査から見る炎症反応値

また、それぞれの検査項目の正常値をまとめてみると以下のようになります。
◆血液検査
検査の種類 | 正常値 |
血沈(女性) | 20mm以下 |
血沈(男性) | 10mm以下 |
CRP | 0.3mg/dL以下 |
抗CCP抗体 | 4.5U/mL以下 |
リウマトイド因子 | 15 IU/mL以下 |
マトリックスメタロプロテアーゼ3 ( MMP-3 )女性 | 17.3~59.7 ng/mL |
マトリックスメタロプロテアーゼ3 ( MMP-3 )男性 | 36.9~121 ng/mL |
◆尿検査
検査の種類 | 正常値 |
尿タンパク | 陰性(-) |
◆骨や関節の画像検査
X線検査、関節超音波検査、CT検査、MRI検査は画像を見て判断。
初期診断では、こういったデータを統合してリウマチかどうかを判断するんですね。
ただ、抗CCP抗体やリウマトイド因子の数値が全く異常がないのに、関節に痛みが生じるケースもありますし、血沈やCRPが下がっているのに痛みがあるといったことも僕自身経験しているので、必ずしもこれらの検査結果が絶対的なものであるという保証はありません。
個人差もあると思うので、あくまで目安として考える方がいいでしょうね。
関節リウマチの検査数値はあくまで目安

以上、簡単に検査方法と注目する測定項目、判断基準値を見てきましたが、僕の場合炎症を表すCRPが正常値の0.3mg/dl以下でも、血沈が正常値をわずか1mm超えているだけで、正座はもちろん手も握れないといった状態を経験しています。
また、これまでのCRPの最高値は2.26でしたが、その時は起き上がることもままならないほどきつい思いをしましたが、それが0.8に下がっても無茶苦茶楽になったというわけでもありませんでした。
人によってはCRPが10以上を記録する方もおられるようですが、僕はそこまで上がった経験がないので、その数値で一体どんな状態になるのかはちょっと想像できないですね;
ただ、何度も言いますが、人によって個人差はあるので、あくまでこういった数値は目安・・・最終的に目指すアバウトなゴールだと考えていた方がいいでしょう。
一種のゲーム感覚でとらえて、今より数値を下げるのを目標にすればいいと思います。
最終的には自分が快適に思えるかどうかですからね。
数値はその後にくる単なる結果です。
数値だけを気にして一喜一憂しすぎると、それがかえってストレスになるので要注意。(リウマチになる人って、真面目過ぎたり完璧主義の方が多いですからね ^^)
数値を見るより、まずは原因から。
そして、その原因に着目し、それを解消する努力をしましょう。
リウマチにストレスは禁物ですよ。
くれぐれも、今の結果だけで気持ちまでマイナスにならないようにしてくださいね。



リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。