こんにちは! リウマチ完治へGOのひさのです。
今日は、関節リウマチと気圧・気候の変化による痛みの関係について書いてみたいと思います。
関節リウマチは本当に気圧の関係で痛みが増すのか?
リウマチになる前から「天気が悪くなるとリウマチが痛む」「雨が降る前は痛みでわかる」「台風などで気圧が変化すると痛みが出るのでわかる」といった声を耳にしたことがあるという人は少なからずおられるんじゃないかと思います。
また、自分でもそういったことを既に実感しておられる方もいるのではないでしょうか?
僕自身はリウマチになる前は、正直そういうのを聞くと「ホントかよぉ〜」と疑いの目で見ていました。
神経質になりすぎたり、気のせいだったりするのが原因で、半分迷信みたいなもんなんじゃないかと・・・
でも、実際はどうなんでしょう?
調べてみると、ちゃ〜んと京都大学がこの件を研究してくれていました。
2万件を超えるリウマチ患者さんの臨床データと気象データを用いて、両者に相関が見られるか研究した結果によると、下記のことがわかったそうです。
1)リウマチ患者さんの関節の腫れや痛みの指標と、気象データのうちの「気圧」とが、統計学的に負に相関する(気圧が低いほど、関節リウマチの腫れや痛みの指標が悪化する)。
2)「湿度」も相関するが、「気圧」は「湿度」「気温」の影響を加味しても相関する。「気温」との間には相関がみられない。
3)リウマチの評価日からみて、3日前の「気圧」が最もよく相関する。
4)血液検査の炎症を表す数値との間には、相関がみられない。
*関節リウマチの症状は気圧を関連するー京都大学サイトより引用
上の研究結果を見ると、リウマチの症状の悪化に関係する気象の要素として「気圧」が重要であることがわかりますね。
ただ、面白いのは気圧とリウマチの症状との間に統計学的相関があっても、その原因についてはわかっていないそうです。
血液の炎症を表す数値も見られなかったということなんですね。
まあ、リウマチの場合、血液検査の数値が当てにならないといったところもありますが、それにしても不思議なものです。
関節リウマチはどの気候や天気、湿度によっても痛みが増すのか?
では、気圧以外に気候や天気、湿度などとの相関はどうなんでしょう?
先ほどの京都大学の研究によれば、湿度も気圧ほどハッキリとした結果は出ていなものの、腫れや痛みと相関するとしていました。
しかし、気温と腫れた痛みの間には、関連は見られないという結果が出ています。
また、天候による腫れや痛みも、血液の炎症との相関は見られなかったため、関節リウマチの病状に大きく左右するまでには至らないとの結論でした。
一方、バイオウェザーサービスのホームページでは、リウマチ患者さんがどのような季節や気候に症状の悪化を感じるのかといったデータが示されていましたが、それによると季節の影響を受けると答えた人が約86%、天候の影響を受けると答えた人が約84%もいたそうです。
天候による影響という部分は、どうも京都大学の見解とリウマチ患者が感じていることとは少し乖離している部分もありそうですね。
ちなみに、どのような季節に症状が悪化するのかをまとめると、やはり気圧や湿度が変化する冬場や梅雨と答えた人が圧倒的に多くなっています。
この他、日本リウマチ財団では、「関節リウマチの状態は湿度(高湿度)でも悪くならない」「天候と関節リウマチの関係を医学的に細かく解析したいくつかのでは、関連するといった報告から、全く関係しないといった正反対の意見まで様々ある」と言っています。
こう見てくると、確実に「これが正解!」といった決定的なものは、まだ無いということなんでしょうね。
ただ、今回いろいろ調べてみた結果を統合すると、「低温、低気圧、高湿はリウマチに悪影響を及ぼし、逆に高温、高気圧、低湿は痛みを軽減させる」というのが通説になっているなという感じでした。
関節リウマチに影響を与えると言われるこの他の外的要因
あと、月や惑星の位置や関係によっても、痛みが出ると言った面白い意見もあります。
60~70%が水分でできている人体は、潮の満ち干きなどと同じように月の引力の影響を受けるため、満月や新月になると、体調が悪くなったり、気分が高揚したりすると言われています。
また、先日(2020年7月)の夏至などは、夏至+日食+新月という超レアなパターンでしたが、こういった時や小惑星の関係などの影響により激しい頭痛、イライラ、倦怠感に悩まされる方もおられるようです。
まあ、いずれにせよ人間も宇宙の一部ですからね。
現段階のデータでははっきりとわからないまでも、「宇宙はすべてつながっている」と考えると、気圧や湿気、天候、気温、季節、月の状態、惑星の影響など全てが無関係なわけはないと僕は思っています。
だから、個人的には全て影響していると考えます。
ただ、すべてつながっていると考えるならば、それは逆に自分から外部に影響を与えることもできるわけで・・・。
そういった面から、今回の件については、個々の意識がどのような状態かで外的要因による感じ方(影響)が違ってきているのではないかと思いました。
ということで、今日は「関節リウマチと気圧・気候の変化による痛みの関係」について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
同じ条件下でも痛みを感じる人もいれば、痛みを感じない人もいる。
でも、どちらも真実なんですね。
ただ、その人の心身の状態によって影響の受け方が違っている・・・そういう風に感じました。
そう考えると、やっぱり考え方(精神面・メンタル)や食生活、生活習慣の改善っていうのは大事ですね。
僕も気をつけたいと思います。
では、あなたの病が一日でも早くよくなることを祈っています。
一緒に頑張りましょう!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。
タイトルが興味深く、「気圧変化による痛み」への深堀りが素晴らしく感じました。
3日後に増悪しやすい、というデータもあるんですね!
ご指摘の「天体病」克服は、僕の今のテーマの1つでもあります。
感受性が豊かなのは決して悪くないのですが、生活にとってなかなか大変でもありますね。。