こんにちは!リウマチ完治へGOのひさのです。
さていよいよ、リウマチの痛みを取る方法もラスト第7弾。
今回は「睡眠をとること」について書いてみたいと思います。
Contents
リウマチと睡眠|睡眠は体が回復に向かうのに必要な時間
睡眠って、健全に生きていく上ですごく大事な要素なんですが、特にリウマチ患者においてはその重要さが通常より増してきます。
なぜなら、睡眠が不十分だと改善が遅れたり、痛みの原因になってしまうからです。
睡眠不足が原因で現れる現象は、
①眠気
②疲れ
③集中力低下
④イライラ
⑤ストレス増加
⑥体調不良
⑦免疫力低下
⑧肌荒れ
⑨肥満
⑩記憶力低下
といったものがあります。
どうですか?
免疫力低下、ストレス、イライラ、集中力低下・・・
ざっと、もうこれまで書いてきた痛みの原因になるものばかりですよね;
こんな状態ではとても完治なんて無理です。
十分な睡眠をとらずにリウマチを治そうというのは、ガソリンが切れかけた車を走らそうとしたり、充電がほとんどない状態で重い動画を見ようとするスマホと同じで、とても満足に目的を果たせる状態にないことを意味しています。
だから、寝ることを軽視しない・・・まずは、そういった意識改革が重要なんですね。
では、どれくらい睡眠をとればいいんでしょうか?
リウマチと睡眠|健全な体への回復に必要な睡眠時間
適切な睡眠時間は、年齢や性別によっても違うんですが、
赤ちゃん・・・13~14時間
10歳以下・・・8~9時間
10代・・・7.5~8時間
20代・・・7時間
30~40代・・・6.5~7時間
50~60代・・・6時間
と言われています。
僕が一時通っていた病院の先生は、リウマチの人はこの平均睡眠時間より、さらに毎日プラス1~2時間は多く睡眠をとることが必要だと言われました。
「1時間余分に」と言われると、僕の場合50代だったので7時間。
う~ん、結構な時間です;
当時の僕は、平均すると睡眠時間は4.5時間だったので全然ダメ。
何ていうのかなぁ~。毎日何かね、ほら、やりたいこととかいっぱいあったり、ダラダラ時間を過ごしたりで、ついつい寝る時間が削られて行くんですよね(_ _)
でも、言い訳してても・・・ということで、それからは意識して早めに寝るように心がけました。
すると・・・
全然違う。
やっぱり楽なんですね。体が^^
それに、頭もスッキリして、仕事での判断や決断にもいい影響が出て、まさに一石二鳥って感じだったんです。
あれ以降は、今までの分を取り返す勢いで、率先して十分な睡眠時間を確保するように心がけるようになりました^^
今では、ほぼ毎日7時間くらい寝ていますねぇ。
全く、人間やればできるもんです^^;
リウマチと睡眠|眠りの深さも時間以上に重要
あと、眠りは時間だけでなく、深さも重要です。
眠りが浅いと、十分な体のケアができないだけでなく、イライラしやすかったり、1日を無駄にしてしまったりして、ストレスも溜まりやすくなります。
実は、僕は眠りが浅くて困っていました。
夜中に2度ほどトイレに行ったり、いくら寝ても体がダルかったりして、スッキリしない日が続いてたんですね。
そこで、病院で調べてもらうと、ナント睡眠時無呼吸症候群(SAS)ということでした。
睡眠時無呼吸症候群・・・
いわゆる寝ている時に、たまに呼吸が止まった状態になっているんです。
睡眠時無呼吸症候群はどちらかというと肥満体型の人に多いらしいんですが、ストレスが慢性的に溜まっている人や小顔の女性にも発生しやすいとのこと。
また、病院の先生曰く「リウマチの人にも多い」んだそうです。
ちなみに、ちょっと調べてみるとこんな研究結果も出てきました。
台湾で行われた研究で、睡眠障害が有る 65754 人と、睡眠障害の無い 65753 人のグループを 9~13 年追跡しました。関節リウマチの発症リスクを調べました。すると、睡眠障害がある人は、睡眠障害がない人と比べて 1.49 倍、関節リウマチの発症リスクがありました。さらに、睡眠時無呼吸症候群を持つ人のグループでは、2.56 倍、関節リウマチの発症リスクがありました。
それでは睡眠障害の軽い人(睡眠時無呼吸症候群ではない人)のグループでは 1.47 倍の発症リスクがありました。元々関節リウマチは女性が多いので、女性で不眠の方は、少し心配ですね。では、今度は関節リウマチの方の中に不眠(睡眠に困っている)の方はいかほどいるのでし
ょうか?
サウジアラビアで行われた研究です。
大学病院のリウマチ科に受診する患者さんから、無行為に(適当に乱数表で選んだ)101 人の関節リウマチの人について、不眠、日中の過度の眠気、閉塞性無呼吸症候群、下肢むずむず病、COL(生活の質)を調べています。
不眠の人の割合は、63%。日中に過度の眠気が出る人は 20%。医学的に睡眠障害と診断されるひとは 20%。更にやっかいなことは睡眠時無呼吸症候群になる危険性(リスク)が 37%。下肢むずむず病になる危険性(リスク)が 63%と報告があります。
僕は以前、別れた妻に「たまに寝ている時に呼吸が止まっている」と言われたことがあったので、元々睡眠時無呼吸症候群の疑いはあったんですね。
でも、これまであまりこの検査を受けるのは気が進みませんでした。
なぜなら、睡眠時無呼吸症候群の治療って、寝る時に「CPAP装置」といったチューブ付きのマスクをしないといけないからです。
しかも、一生(_ _)
だから、「そんなのダサい」「面倒くさい」って思ってたんですね;
でもね。
実際、これを使ってみると・・・
超ーーーーー快適^^
朝起きた時に、「こんなに違うんだ」って思いました。
何ていうかね、もう子供の頃に戻った気分。
わかりますかね? とにかく最高。
今では出張先でも持ち歩く必須アイテムになってます^^
(だから、睡眠時無呼吸症候群の人は、一刻でも早く試すことを強くおススメします)
また、無呼吸症候群でない人も、ぐっすり眠るためのポイントとして、睡眠・呼吸メディカルケアクリニック「RESM新横浜」の白濱龍太郎院長が以下のことを推奨されています。
①寝る1時間前からはスマホNG・・・メラトニン(眠るためのホルモン)や交感神経を働かせるためにはブルーライトを浴びないようにする。スマホを見ながらの寝落ちは厳禁。
②寝る1時間半か2時間前に入浴して体を温める・・・体の深部体温を上げ、その後下がるタイミングで自然に眠気を感じる。
③夜、ヨーグルト(乳酸菌)を食べる・・・脳と腸内細菌は密接な関係にあり、乳酸菌を摂取し腸内環境を改善することで快眠につながる
どうですか?
こういうちょっとしたことで、眠りの深さって変わるんですね。
少しでも痛みを減らして、健康に過ごすためにも注意したいところです。
リウマチと睡眠|死ぬ前まで付き合ってくれる唯一の仲間を大切にする
さて、いろいろ書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
食事と睡眠は体を作る基本です。
そんなことはみんなわかってますよね。
でも、僕らは忙しい日常や偏った常識から、他人の評価や名誉欲、金欲などを重要視しすぎるあまり、それらを軽視しがちです。
それは、一生付き合ってくれる自分の体(仲間)をいい加減に扱うのと同じ意味になります。
これじゃあ、病気になっても仕方ないし、いくら治したいと思っても治せませんよね;
自分のわがままに文句も言わずに、最後まで付き合ってくれるのは自分の体です。
今、その体が言うことを聞いてくれなくなっているとしたら・・・ひょとしたら、ちょっとこれまで無理をさせすぎて、ケアを怠ってきたのかもしれません。
そう思えたら、少し自分の体にやさしくなれるんじゃないでしょうか。
僕は、今は寝る時に自分の体に「今日もありがとう」と言うようになりました。
言葉が細胞に作用する話は以前書きましたが、まずは今世を共に過ごしてくれている自分の体に感謝して、十分ケアしてあげること・・・これが健康、ひいてはリウマチ改善にもつながっていくと思います。
その一環として、今回は睡眠も大事ですよという話でした。
ということで、これまでリウマチの痛みを取り除く方法をシリーズでざっと書いてきました^^
もし、「おっ、これは」というものがあれば、この機に取り組んでみてはいかがでしょうか。
ひょっとしたら、目覚ましい改善になるかも。(その時は、またコメントなどで教えてくださいね^^)
では、あなたが一刻でも早く元気になることを心より祈っています。
一緒に頑張りましょう!
リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。