こんにちは!リウマチ完治へGOのひさのです。
さて、僕はリウマチの療養時に、たくさんの言葉に考えさせられ、励まされてきました。
たぶん、リウマチにならなかったら、同じ言葉を聞いたとしてもそれほど響かなかったかもしれません。
だから、リウマチから学んだことはたくさんあります。
今回は、そんな中からマラソンの小出義雄監督の言葉を紹介します。
「Qちゃん」こと高橋尚子選手や有森裕子選手を育てたことで有名な小出監督ですが、ある時愛弟子の高橋選手が故障して走れなくなった時期がありました。
高橋選手は満足に練習もできない歯がゆさとイライラが募る毎日だったそうですが、そんな高橋選手に小出監督はこんな言葉をかけました。
「怪我したことを、『なんで?』と思うな。『せっかく』と思え。」
「せっかくの機会をいただいたんだから、この間でしか考えられないことや取り組めることをするんだ。意味のないことなんて、何もないんだよ」と。
この言葉で高橋選手は心が軽くなり、新たにチャレンジする精神が芽生えたと言っています。
実は、この言葉は以前に教えていた有森裕子選手の時によく使われていたそうです。
有森選手は故障が多かったんですね。
当初はタイムも伸びない上に、故障も多かったそうで、そのたびに有森選手はイライラして自分を責めていたそうです。
そんな有森選手に小出監督は「『なんで』と思うな、『せっかく』と思え。」と常に声をかけてきたらしいんですね。
この言葉があったから、どれだけ故障しても立ち向かえたと有森選手も言っています。
人生、無駄なことはありません。
起こっている現象には必ず意味があります。
窮地に陥った時は、腐ったり焦ったりずにせっかくの機会だから、「今起こっていることは何を意味しているのか?」「何を伝えようとしてくれているのか?」と肩の力を抜いてじっくり考えてみる。
そしてそれが見つかったら、その課題に取り組み、さらに飛躍できる人生に備える。
これでいいと思います。
人生、そういう時も必要なんです。
僕もリウマチになった当初、「何で、俺が?」とずっとイライラして病気を嘆き、自分を責めていました。
でも、この『せっかく』という言葉のおかげで、これまで抱え込んでいた余計なものを捨てたり、偏った習性を正したり、また普段感じることができなかった現状の幸福をあらためて感じることができたんですね。
だから、この言葉には本当に感謝しています。
人間、ずっと順調な人生を送っている人なんて一人もいません。
ピンチの時に真価が問われます。
窮地に陥った時には自分を責めたり、状況に嘆いたりするのでなく、「せっかく」の機会だからと、今(その経験)を大事にする。
こういう感覚を身につけると、人生はもっと幸せに包まれるんじゃないかと思います。
どうか肩の力を抜いて、幸せを感じながら前を向いてくださいね。
高橋選手も、有森選手も、見事オリンピックでメダルを獲得しました。
次のメダリストはあなたですよ。
リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。