さて、リウマチと診断されて少し経った頃、事前に何か予兆みたいなものはなかったものかと冷静に考えてみました。
すると、「これかな?」というものがいくつかあったんですね。
僕の場合は、まず手にリウマチの症状が出る1か月くらい前に肋骨(あばら骨)あたりに原因不明の痛みが発症しました。
大きく息を吸ったり、右腕を上げると右わき腹が痛むんです。
別にどこかにぶつけた覚えもないし、変なひねり方をした覚えもない。
ましてや、風邪で咳き込んでいたわけでもありません。
気になるので接骨院に行くと「気付かないうちにどこかにぶつけたり、軽い咳でも骨にひびが入る人はいるから」という理由でサポーターを支給されたんですが、どうにも納得がいかない。
でも、とりあえずサポーターをして生活していると2週間くらいで自然に痛みが消えていた・・・そういうことがありました。
今から考えたら、その症状ってもうすでにリウマチが発症していたってことなんですね。
最初に近くの総合病院の整形外科に行ったんですが、「当日の診察はもうこの時間からは受付できません。よかったら近くの接骨院でも診てもらってください」と言われて渋々接骨院に行ったんですね。それが運のツキ。
初動で間違ったところで診てもらったので、発見が遅れたんじゃないかと思います。
まあ、今さらそれを悔やんでもしょうがないですけどね。
じゃあ、それよりもっと前に予兆はなかったかというと・・・
ありました。
実は、僕は趣味でベースを弾いていて、その頃(リウマチ発症2か月前)バンドを組んでいたんですが、練習していると五十肩のように肩が上がりにくくなるし、指もイマイチ思うように動かないなと思っていたんです。
ただ、それは単に普段の練習不足だったり、腕が鈍っていることが理由だろうと思っていました。(そういうのを言い訳にして演奏が下手だとカッコ悪いですしね)
また、前の年には心筋梗塞を患っていたので、寒い時はたまに軽い発作があったりしていたこともあり、まだ冬場はちょっと体の調子が悪くなるのかなという風に考えていたんですね。
うん。
すごく軽微だけど、今思えばこれがリウマチの予兆だったんじゃないかなと思います。
いろんな本や情報にも書いてあることですが、リウマチは早く正しく対処すると早期に治っている方も多く、症状も比較的軽度に済んでいるようなので、まずは早期に発見することが大事。
とにかく、「ちょっといつもと違っておかしいな」と思ったら、早い目に病院で診てもらうこと。
また、診てもらった結果が「どうにも納得できない」といった時は、別のところでも診てもらう。とにかく、疑問は早めに解消することです。
自分の体の異変は自分が一番よくわかっていますからね。
人は忙しい日常では、ついつい体の声を聞くことをおざなりにしがち。
でも、楽しいことをするにも、何かピンチを乗り切るにも、すべては健康な体あってのこと。
人生を有意義にするためにも、自分の体が発する声には普段から耳を傾けることを忘れないようにしたいものですね。
自戒を込めて。

リウマチで悩む方に何か少しでも役立てればと思い、自身がリウマチ闘病の3年間で経験した完治までの経過や効果のあった治療法・失敗例、また参考になった情報、勇気づけられた言葉などを一つづつ公開していきます。あなたが少しでも改善されることを祈って。